結果
早産、SGA※1
早産、SGA
早産率については、自然妊娠児:3.7%、体外受精以外の不妊治療による児:5.4%、新鮮胚移植:9.5%、凍結胚移植:7.5%と、特に新鮮胚移植による体外受精児では明らかに1.5倍ほど、早産(妊娠満37週以前の出産)が多い結果でした。
SGAは、子宮の中での発育不良と考えられますが、自然妊娠で生まれた子ども(12.7%)に比較して、凍結胚移植による体外受精児ではこのような発育不良児が明らかに少ない(10.0%)という結果となりました。新鮮胚移植で生まれた子ども(15.9%)では、自然妊娠で生まれた子どもと差がありませんでした。
※1: 同じ週数の子どもより出生したときに体重が明らかに小さな子どもをSGA(small-for-gestational ageの略)児と呼びます。
※2: 3%程度の確率で体外受精由来の子どもが交じっていると考えられますが、統計学的には無視してよい数で、結果には影響しないと考えられます。